相撲
相撲の八百長問題が話題になっているが、それはさておいて、かつての相撲を思い出した。
栃若の時代である。栃錦と若乃花(初代)の時代である。若乃花のほうが若干強く人気も上回っていたようだ。ということは、そう、判官贔屓のわたくしめは栃錦のファンでした。と持ってきたところでちょっと修正。両者の対戦成績は栃錦のほうが上回っているそうだ。
どうも記憶というものはあやふやだ。少年サンデー、少年マガジンの漫画週刊誌にしても、わたしが取っていたサンデーのほうがマイナーだとばかり思っていたのだが、事実は逆。創刊以来、ずっとサンデーがリードしていた。「ゲゲゲの鬼太郎」や「天才バカボン」の連載が始まり、マガジンが悲願の逆転を達成したようだ。この二社がしのぎをけづっていたところへ、少年ジャンプが現れ、両者を圧倒してしまう。
話はあらぬほうへいってしまった。相撲へ戻す。栃若時代は脇役にも恵まれていた。千代の山、吉葉山、朝潮といった横綱の名を覚えているがその在位時期や順番は覚えていない。朝潮が毛深いことだけは覚えている。吊りの明武谷、内掛けの琴ケ濱、もろ差しの鶴ヶ嶺、うっちゃりの安念山といった名人や、若秩父や大内山といった体型に特徴ある力士も記憶に残っている。
出回ったばかりのテレビにかじりついて連日手に汗握り観戦していた。小学校低学年のころの話だが、そのころから大人達が八百長の噂話をしていたことをいまだに覚えている。