2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼッケン

むかし、陸上選手は胸にゼッケンをつけていた。ゼッケン5番の選手とか言っていた。野球選手やサッカー選手はゼッケンではなく背番号をつけていた。背番号3はもちろん長嶋茂雄である。 そもそもゼッケンとは何語で本来はどういう意味なのだろうか。胸につけ…

押し売り

昭和の時代、怖かったもののひとつに押し売りがある。男親が働きに出ている昼間にやってくる。玄関先に座り込んでは鞄をあけ中のものを売る。 着ているものはみすぼらしく、髪の毛はぐしゃぐしゃ、無精髭がもじゃもじゃ。売っているのは、なんじゃこりゃとい…

かんゆ

いまでいうサプリメントであろうか、かんゆというものがあった。「肝油」と書く。鱈かなにかから取ったものらしい。どんな成分でなにに効くのかは覚えていない。ただ、見た目がジェリービーンズのようで、お菓子という感覚もあった。 これが学校を通して販売…

ねずみ

昭和の時代、家の中をねずみが走り回っていた。不意に廊下にでると、高速で壁を走るねずみに出くわした。天井裏からはねずみの足音が聞こえてきた。ドブや縁の下にもねずみがいた。 金物屋ではねずみ取り器が売られていた。その罠にかかるねずみがいた。つか…