2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

最近、紐の出番がすっかり減ってしまった。資源ゴミを出すときに新聞、雑誌を束ねたり段ボールを縛ったりするくらいにしか使われていないのではないだろうか。棄てるために縛る。そんな使われかたしかしていない。しかも、新聞、雑誌は専用の紙袋にいれて出…

冬の朝の霜柱や氷

昭和の冬の朝には霜柱や薄く張った氷がつきものだった。 踏みしめるとキュッキュッとなる霜柱。水たまりや防火用水をのぞくと薄い膜のような氷が張っている。この氷を取り出して、投げたり割ったりして遊ぶ。 寒い冬の象徴のようなものだけど、必ずしも寒さ…

猥歌

カラオケがすっかり定着してしまったが、かつての宴席はアカペラ(というと聞こえが良いが要するに無伴奏)、手拍子の世界だった。カラオケで唄うのはマイクを持ったひと(だけ)であるが、アカペラ、手拍子の世界では大勢が一緒に唄うことも珍しくはなかっ…

ねずみ取り

ねずみを捕まえて役場かどこかへ持っていくと一匹につきいくらといった賞金をもらえる制度があった。 ねずみは猫いらずによる毒殺、あるいはねずみ取り器ごと水に着けて溺死させる。その死骸と引き替えに賞金がもらえた。 当時はそれほどねずみがはびこって…

物干し

物干し竿はいまもなお健在だが、物干し台のほうはすっかり様変わりしてしまった。 昔は、物干し棹を収める袖木のついた高さ三メートルくらいの二本の柱が立ってるのをあちこちでみかけた。個人の庭はもちろんのこと、奥まった路地にも堂々と立ち並び洗濯物が…