2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

正月

昭和の正月はどうだったのだろう。今とどう違っていただろう。 正月にはもっと重みがあった。正月は特別な日、その日に向かって、時には突貫でいろいろ準備し、正月にはなにもしなかった。むろん、店はみな休み。みんなが正月休みだった。 テレビも多様性に…

木彫りの熊、大黒さま、福助人形

なぜだか良くわからないのだが、鮭をくわえた木彫りの熊をよく見かけた。これは北海道土産の定番で、元はアイヌの作品だったような。 旅行というものがさぼど普及していたようには思えないし、北海道に親戚が居る家もそう多くは無いだろうし、出張も控えめだ…

ミルクホール

ミルクホールというものがあった。わたしが覚えているのは一軒だけで、それが標準的なものかどうかは定かではない。 とりあえず、わたしの知っているミルクホールはごく近所にあった。それはパン屋さんだか牛乳屋さんだかの二階に後付けで造られた。パン屋だ…

ガラスの引き戸

個人宅の玄関や商店の入口でガラスの引き戸はごく普通に使われていた。いまではすっかりと影を潜めてしまった。新築する場合には端から検討の対象外となっている。 昭和の面影が残る町を歩いていると、未だ健在なガラスの引き戸にお目にかかることがある。ガ…

航空バッグ

航空バッグなるものがあった。日本航空だのエアーフランスだのパンアメリカンだのと航空会社のロゴが大きく描かれた、ナイロン製のショルダーバッグである。 パック旅行を予約したり、航空券を購入するともらえる物らしい。飛行機に乗ることがまだ珍しかった…