2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

旗日

敬老に日、秋分の日と祝日が続いた。残念ながら秋分の日は土曜に重なり、休みを一日損してしまったが。 その祝日をかつては、「旗日」と呼ぶひとがたくさんいた。祝日は文字通り、国のお祝いであるからして、日の丸を掲げて祝うもの、という考えがあった。 …

ハンケチ、ちり紙

ハンケチ、ちり紙という言葉があった。 ハンカチーフがハンカチと縮まり、さらに、どういうわけかハンケチとなまってしまった。いや、ハンカチーフではなく、ハンケチーフと発音するほうが原音に近いのかもしれない。チケットよりテケツのほうが原音に近いよ…

ヨーデル、ハワイアン

昭和の夏はあちこちでヨーデルとハワイアンが流れていた。山や高原など比較的涼しいところではヨーデル、海や町中の暑いところではハワイアン、といった棲み分けがあったようななかったような。これまた、近ごろとみに減ってしまったビアガーデンではハワイ…

ダブルブッキング

ダブルブッキングにもいろいろあるが、今回の話題は、電車の指定券の重複発行のことである。 同じ電車の同じ席の指定券を複数のひとに発行してしまう、ということがよくあった。これは昭和のかなり遅くまで発生していた。予約システムがコンピュータ化されよ…

文通

当然ながら、昭和の御代にはメールもブログもツイッターもフェイスブックもなかった。代わりに使われたのが手紙である。〝文通〟という交際があった。 といっても手紙でつながることはそう簡単ではない。ネットの世の中のように、不特定多数へ発信するわけに…