2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

テケツ

田中小実昌の本を読んでいると、ときどき「テケツ」という言葉が出てくる。切符すなわち"ticket"のことだ。 たしかにねえ、"ticket"を「チケット」とは言わないよなあ。ためしたことはないけれど「テケツ」のほうが通じるような気がする。 カタカナ表記に際…

自転車のライト

今の自転車のライトは、ハンドルにつけられている。電源は単三または単四電池が多い。電球はLEDが主流になっている。連続点灯はもちろん、点滅させることもできる。後部取り付け用の赤色灯も普及している。 昭和の自転車ライトは取り付けるところがまず違う…

黄色い線の内側

電車が到着するときの駅の放送はこんな感じになっています。「危ないですから黄色い線の内側に・・・」 黄色い線というのは展示ブロックです。昔のホームには点字ブロックはなく、白線が引かれていました。なので放送も「電車が到着します。白線の内側にお下…

絵本の紙

昭和の絵本は厚紙に印刷されていた。 が、この厚紙は厚紙に非ず。一枚の紙ではない。やや厚めの紙を何枚か貼り合わせて作られた紙なのだ。 で、子どものころの楽しみのひとつに、その厚紙を剥がすことがあった。厚紙を剥がすと、そこに別の絵(元の絵)が現…

検印・住所

本の話。昔は検印といのがあった。小さな紙一枚、一枚に押印し、それを奥付の上に貼っていた。著者はその押印した数で印税を得ていたという。串田孫一さんなどは、その印を手彫りで作っていた。なので、孫一さんの生の押印は(わたしにとって)宝物である。…