駅のホームの水飲み場と痰壺
昭和の駅のホームには水飲み場があった。いまはほとんど見かけない。なぜ?
昭和のひとは今のひとに比べてのどが乾きやすかったのだろうか? のどが乾くような物をいまより多く食べていたのだろうか。
そうじゃないだろうね。おそらくは自動販売機の普及、それよりも蓋を閉められるペットボトルの普及のおかげだろうね。自分で飲み物を持ち歩くことができるようになったので、公共施設として用意する必要が無くなったのだろう。おっとこれって、携帯電話の普及と固執電話の衰退の関係と同じだな。
もうひとつ、昭和の駅にはそこかしこに痰壺なるものが置かれていた。いまはほとんど見かけない。なぜ?
昭和のひとは、今のひとに比べて痰がよく出たのだろうか?
これはよくわからない。喫煙率が高かったり、大気汚染がよりひどかったのかもしれない。でも、痰壺の衰退に影響するほどの変化ではなかっただろう。
ほかに考えられる理由は? う〜ん。そうだ! もしかしたらマナーの向上が最大の原因かもしれない。だけどマナーが向上したからといって痰が減るわけではない。
というわけで、こちらは原因不明なり。