犬殺し、猫殺し
昭和の時代、犬殺しや、猫殺しという職業(?)がありました。「殺し」はごろしと濁って読みます。
自分が飼っているのではない犬や猫を殺し、死骸を持ち去ってしまうのです。持ち帰ってどうするか? 猫の皮は三味線、犬は食用、などと言われていました。
狙われるのはほとんどが野良。当時は野良犬、野良猫がたくさん居ました。野良だから居なくなってもだれも気にしない、というか気がつかない。たまに飼い犬、飼い猫が脱出して戻ってこないときなどに犬殺し、猫殺しの仕業と疑い、心配しました。
実際はどうなんでしょうかね。三味線の需要がそんなにあったのでしょうか。犬の肉を、おそらくは牛や豚の肉と混ぜて売るなんてことがあったのでしょうか。どちらもあまり信憑性がないように思うのですが。
では、どうして犬殺しや猫殺しの噂がたったのか? それもわかりません。