クルマの注連飾り

 お正月、昭和のクルマの前にはリースのように丸くした注連縄(しめなわ)が飾られていた。

 まだまだクルマが少なく大事にされていたかもしれないが、ほとんどのクルマにつけられていた。バスや都電にも飾られていた。いやいや、バスや都電は正月に限らず、祝日には日の丸をつけて走っていた。

 いまはバスの日の丸も、クルマの注連飾りもほとんど見かけなくなった。家々の松飾りは残っているが、祝日の日の丸も消えてしまった。なんだかなあ……