回路図

 昭和の家電、テレビや洗濯機には必ず回路図がついていました。電気屋さんに修理を頼むと、その回路図を見ながらテスターを使って調べていました。外れているところがあれば半田付けし、悪い部品を特定してそれを交換していました。とうことで、電気屋さんはみな回路図を読むことができました。

 現在はどうでしょう。回路図がついている製品はまずありません。ほとんどが集積回路になっていて、回路図があっても簡単に手を出せるものではありません。修理は基板単位の交換になります。直すのではなく取り替えです。場合によっては、部品交換と称する全取っ替えもあります。一製品一部品という位置づけのようです。

 どっちいいんでしょうかね。まあ、後戻りはできないでしょうが。