わんぱく

 ちびっ子という言葉があった。かつてはもてはやされていた。ちびっ子を関したテレビ番組もいくつかあった。が、いまでは死語となってしまった言葉である。死語といったが、NHKニュースだけはいまだに使い続けている。

 同じような言葉を思いついた。それは、わんぱく。この言葉もかつてはもてはやされていた。「わんぱくでもいい」の台詞で人気をとったコマーシャルもあった。この言葉もいつのまにか使われなくなってしまった。そもそもわんぱくということ自体が好かれなくなってしまった。ただ、この言葉もまた、いまでも使っているところがある。これもまた、同じく、NHKニュース。あそこはどうなっているのだろうか?

 ちびっ子もわんぱくもとりわけ大事にしたい言葉でもない。消えたら消えたで差し支えない言葉であろう。それを後生大事につかう使うテレビ局。死語になっていることに気がつかないのだろうか。先例(以前の台本)をそのまま踏襲しているだけなのだろうか?