ハワイアン、ヨーデル

 夏の音楽と言えば、かつてはハワイアンとヨーデルがふたつの花だった。海の家、山の家、商店街、ビアガーデン、何処へ行ってもこれらが流れていた。

 最近はどちなもあまり耳にしなくなった。ハワイアンのスチールギターヨーデルの裏声と地声のスピーディーな入れ変わり。

 フラダンスは人気があるが、その音楽はハワイアンではない。もっと現地音楽に近いものが使われている。そこには、スチールギターなどのアメリカンな楽器は含まれていない。

 ヨーデルの声は、スチールギター以上に耳にしない。辛うじて聞こえてくるのは、アニメ「アルプスの少女」のテーマソングくらいなもの。どうしちゃったのだろう。不人気の原因はどこにあるのだろう? 涼しげでいいと思うんだけどな。