アスパラガス

 昭和のアスパラガスは白かった。八百屋では売っていなかった。もっぱら缶詰として売られていた。少しにおいのする独特な味わいのある食品である。

 余談だが、缶詰は底の側をあける。そうすると、一本ずつちぎれることなく取り出すことができる。

 いまの主流は、グリーンアスパラであろう。売っているのは八百屋、スーパー。新鮮野菜である。白の缶詰も健在であるが、いまの若いひとには知らないひとも少なくない。味の好みはどうだろうか。

 こんなことも時代と共に変化している。