あめ

 あめといえばキャラメル。一番食べたのは森永ミルクキャラメル。一番うまいと思ったのは明治クリームキャラメル。貴重な味だったのがアーモンド・グリコ。これがキャラメルの私的御三家。グリコにはおまけ付きグリコという売れ筋もあったが、これはあくまでもおまけが目当て、申し訳ないがうまいとは思わなかった。これらを余所に独自路線を歩んでいたのがボンタンアメ。ほかに、フルヤとかカバヤも出していたと思うが思い出せない。

 キャラメルとはちょっと違うが、不二家のミルキーも別の土俵で孤軍奮闘していた。不二家といえばフランスキャラメルもあったが、これは高級でなかなか手が出なかった。

 飴と言えば、老舗の味覚糖や榮太郎も健在だ。キャラメルよりはやや高級、上品路線を歩んでいる。

 そうそう、なぜか缶入りのドロップもあった。どこが違うのかわからないが、サクマとサクマ式というのがあった。イチゴ、レモン、メロン、オレンジなどがあるなか、白いハッカに当たるとなぜかラッキーな気分になった。

 忘れてならないのが、まだまだ自家製、いまでいる手作りの飴があった。わが北千住には名店石黒の飴があった。いまでも、ご当地番組に目の前の大黒湯とともに頻繁に登場している。

 飴と言って良いかどうかわからないが、浅田飴も需要があった。ここへ外国から乗り込んできたのがヴィックス。楠トシエのCMソングは今でも耳に残っている。

 ここまで書いてきたもの、どれも今でも出回っている。なのだが、なつかしさを感じるのはどうしてだろう?