マナーは良くなったのに道徳教育?

 なにやら道徳教育が復活しそうな気配がある。本来、道徳というものは生活する上で欠かせないことであろう。だけど、それがお上が口にすると、どうもうさんくさいものになってくる。滅私奉公、全体主義的なにおいがプンプンする。それはさておき、

 道徳というとよくわからないが、これをマナーと置き換えると、果たして、いまの時代、マナーが悪いだろうか?

 まだまだかもしれないが、以前に比べてずいぶんと良くなっているのではないだろうか。ここでも何度か書いているが、とりわけ、公共マナーはずいぶんと改善されたように思われる。

 やたら痰を吐く人が減った。立ち小便もあまり見かけなくなった。道を歩いていて、ウンコやガムを踏んでしまうこともほとんどなくなった。

 われ先ではなく、ちゃんと並んで待つようになった。フォーク並びも普及してきた。

 と、こういう面では、わざわざ道徳教育なんて持ち出さなくても結構良くなっているように思うのだが……。