月や火星の土地

 かつて月や火星の土地がおおやけに売られていた。どういう人が売っていたのかは意識しなかったが、申し込んでお金を払えばそこが自分の土地になった。

 あの土地はいま、どうなっているのだろうか? もちろん、まだそこにすんでいるひとはいない。家を建てたひともいない。

 土地の所有権はいまだ生きているのだろうか? 借りたのではなく、買ったのだから消えてはいないだろう。

 売り出しからずいぶんとときが経っている。購入者のなかには亡くなった人もいるだろう。ちゃんと相続されているのだろうか?

 余計なことだが、ダブルブッキング、つまり同じ土地を複数の人に売ったなんてことはないだろうね。国際間、業者間でちゃんと調整が撮られていたのだろうか?

 わたしは所有はしていないが、ちょいと気になる。

 そういえば、近所に「近代宇宙協会」という看板を掲げた家があったが、その後どうなったどうか?