続・いちごの食べかた

 4月4日に苺の食べかたについて書いたが、週刊朝日6月18日号で東海林さだおも同じことを取り上げている。むろん、話の展開や文章の巧拙は比べるべくもないが、内容はかなり重なっているように思われる。

 違いをいくつか拾ってみる。

 苺をつぶすための専用のスプーンがあったことを東海林クンは書いている。いかにも。わたくしめ、書き漏らしました。苺を潰しやすいように底が平らになっていて(丸いと苺が逃げてしまう)、しかも滑り止めのブツブツまでついているスプーンだ。

 ただし、このあとが少し違う。

 東海林クンは砂糖をまぶし牛乳をかけたと言っているが、わが周囲ではまず最初に苺を潰し、それから砂糖をかけ牛乳をかけていた。これは我がほうに軍配があがる。東海林クンもこのことを本記事の中で認めている。

 東海林クンは食べるときは大きなスプーンを使ったと言っているが、わたしのまわりでは皆、同じスプーンをつかって食べていた。東海林クンが苺とミルク、砂糖をたっぷりすくって食べようとしたのだが、わが周囲では大切な苺をゆっくりちまちまと味わうために小さなスプーンを使い続けていた。まあ、これは性格、財力、好みの違いということで……。

 苺を潰し砂糖、牛乳をかける理由について、ワタクシメは思いつかなかったが、東海林クンはそれは苺が酸っぱかったからと一刀のもとに斬り捨てる。ふーん、そうなのかあ……。

 ということで、1勝1分1敗ですな。