パーマ屋

 昭和の時代にはパーマ屋あるいはパーマ店という店があった。女性の髪を整えるためのお店をそう呼んだ。

 パーマというのは、先端の技術であったのだろう。そこを訪れるひとが、みなパーマをかけるわけではなかっただろうが、新技術崇拝でそう呼んでいたのだろう。

 ところが、女性の髪の手入れも色々と多様化し、パーマでちりちりにするのはその一部とシェアを狭めてしまった。髪をまっすぐにするためのストレート・パーマなどといった不思議なわざも現れてきた。

 そんなことがあってかなかってか、パーマ屋という呼称はすたれ、美容院が多くなってきた。最近はその美容院も減り、美容室となり、ヘアー・サロンといったような呼びかたが増えてきたように思われる。パーマ屋というと年がばれてしまう(笑)。