一極集中
昭和の流行は一極集中的なものが多かった。
ダッコちゃん、フラフープ、ホッピング、……
何かが流行ると世の中がそれ一色に染まった。歌謡曲の世界もしかり、ファッションの世界もしかり。
それが高じると、全体主義、ファッショとなる。おお、こわっ。
幸か不幸か、近ごろは世の中一色ということはあまりない。好みが多様化してきた。色々な見方もあるだろうけれど、これは世の中が多少なりとも成熟してきた結果と見て良いのではないだろうか。
まとまりのないバラバラ。悪くいえばそうだけど、でも、これはこれで、悪くはないと思う。付和雷同にならないのは、成熟の証であろう。と思うことにする。少しくらいはよくなったこともなくっちゃね。