子音だけの発音

 昭和の大人は子音だけの発音が苦手だったようだ。

 英語にはそのような言葉も多いので、大いに困ったようだ。

 "k" で終わる言葉が多く、大いに苦労したようだ。母音無しで「ク」と発声すればよいのだが、なぜかそれができない。しかたなく、カナ表記そのものを「キ」とあらため、そのまま「キ」と発音する。

 インキ、ステーキ、ストライキ、……。

 思わぬ余録もある。ストライキとストライクは元は同じなのに、見事に区別してしまった。 

 現在は"k"はなんとかクリアできているようだが、ディとかティを「デ」「テ」としか発音できないひとはまだまだいる。

 かく申すワタクシメもウィスキーを「ウイスキー」と発音している。